口の中には約500種類もの細菌がいると言われています。
人はもともとは無菌の状態で生まれてきますが出産時とその後の食生活や人や動物などとの接触で身体に細菌が取り込まれます。
赤ちゃんの口の中の菌は歯周病やムシ歯がある親や兄弟が口の中に入れたものを与えることによって感染します。
1度感染すると完全に除菌することは出来ないので一生付き合うことになります。
この口腔内の細菌感染を予防するには3歳くらいまでは赤ちゃんに与える食事の箸やスプーンなどを分けて使うことをお勧めします。
歯周病の治療を行うときはまず、顕微鏡を使って口腔内細菌の検査を行います。
歯周病菌が多いときは抗生剤などを使って菌の数を減らして歯石除去などにをすると口の中の状態がかなり良くなります。
投薬や歯石除去、ブラッシングなどを行っても歯周病が進行する方は遺伝子検査で調べてもらうと顕微鏡では見えない菌が分かります。
菌の把握ができればそれにそった薬を使ったり、毎月のお掃除などを繰り返してコントロールしていきます。 ご自分で歯磨きやいろいろな薬を使っても歯茎の状態が良くならない … という方にはぜひこの検査をお勧めします。 検査方法は簡単で当医院で歯ぐきからの浸出液を採取して検査機関に出すと2~3日で検査結果がメールで送られてきます。