2022.09.28
心身共に苦痛だった歯科治療が終わり、
「これで歯医者ともおさらばだ!」
と思っていませんか?
残念ながら、治療が終われば次は予防の始まりです。
治療が終了すると、患者様には定期健診のお話をいたしております。
なぜ定期健診が必要なのか。
それは、むし歯が進行したり、歯が抜け落ちたりしないためですが、
つまり快適な毎日、美味しく食事をしていただきからでもあります。
それに加えて、健康な老後を迎えていただくためでもあります。
臼歯1本喪失すると咀嚼効率が70~80%落ちると言われています。
そこから疾患への負のスパイラルが始まってしまいます。
生きるためには身体に良い食事を美味しく食べなければなりません。
それが明日の自分の身体を作っていきます。
上手く食べられなかったり、食べられるものの種類が減ったりすれば老いに拍車がかかり、健康でいられなくなるのです。
また、むし歯や歯ぐきの腫れはホームケアの不十分さにより起こります。
ですので定期的なメンテナンスが必要なのです。
最低でも年2回、できれば年4回がベストでしょう。
「健康のために一番大事なのは“歯”だね」
と高齢の患者様によく言われます。
その歳にならないと分からないことです。
この言葉を重く受け止め、皆様には定期健診を勧めております。
32年の実績として言いたいことは、
「むし歯や歯周病は予防可能な疾患である」ということです。
そして、むし歯・歯周病の予防で大事なことは、本人の自覚があることです。
これなしでは全ては始まりません。
自分の健康を把握しておく必要があります。
定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。